知的要素
ちてきようそ
名詞
標準
文例 · 用例
反対に情味のとぼしく、知的要素に於て克ったものは、その冷感の故に客観的態度と言われる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
もつと芸術的なもつと洗煉されたものをとの註文なら、それは、舞踊劇の発達に俟つべきで、物語の発展を骨子とする演劇のスペクタクル化は、近代文学の洗礼を受けた演劇の知的要素を無視するものである。
— 岸田國士 『周囲に聴く』 青空文庫
原理と言つても、形而上的原理とちがつて、規範的実践的原理には知的要素とゝもに情的要素が同様に包含される。
— 石川三四郎 『農本主義と土民思想』 青空文庫
一時広島に住み、薫はそこで幼年時代を過したが、やがて東京麹町に居を構へ、妹八千代とともに、知的要素に恵まれたいはゆる「山ノ手」有閑階級の典型的な家風のうちに成長した。
— 岸田國士 『先駆者小山内薫』 青空文庫