大伽藍
だいがらん
名詞
標準
large temple edifice
文例 · 用例
さて、私は一人の倭人が、雪山のように高い、白い白い破損紙の層を背に負って、この大伽藍の中を匍うように動き出したのにも驚いた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
さしもの大伽藍も焼けて、煙姻高く昇るのを望見するや、西軍は一挙に進撃した。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
青ずんだ空にはまっ白な漣雲が流れて、大理石の大伽藍はしんとしていた。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
上總第一の大伽藍也。
— 大町桂月 『鹿野山』 青空文庫
法華經寺は、富木播磨守常忍の開基、日蓮上人の開山に係れる大伽藍、日蓮上人最初轉法輪の道場、本堂宏大にして五重塔もあり。
— 大町桂月 『千葉夜行記』 青空文庫
開基は了誉上人、始祖家康の生母がここに葬られているために、寺領六百石を領して、開山堂、弁財天祠、外久蔵主稲荷、常念仏堂、経堂、無縁塚坊舎が三カ寺、所北寮が百軒、浄土宗関東十八|檀林中の随一を誇るだけあって、広大壮麗言うばかりない大伽藍です。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
十幾棟の大伽藍を囲んで、矗々と天を摩している老杉に交って、栃や欅が薄緑の水々しい芽を吹き始めた。
— 菊池寛 『仇討三態』 青空文庫
大伽藍のように壮麗な側壁、天空を摸した高い天井、輝き渡った床と円柱、アフガンの厚ぼったい緋の絨氈。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
作例 · 標準
その古刹に一歩足を踏み入れると、目の前に広がる大伽藍の威容に圧倒された。
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焼失した大伽藍を再建するために、全国から多額の寄付が寄せられたという。
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静寂に包まれた大伽藍を散策していると、まるで平安時代にタイムスリップしたようだ。
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