刻苦
こっく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
hard work
文例 · 用例
詩人の方が小説家より、とかく気分に支配され勝ちであるとか、気がよすぎるとか、小説よりも詩の本は少いとか、飜訳も小説のに比べれば不完全なものが多いなぞといふ様様な、随分尤もな理由があるのでもあらうが、詩人は切角刻苦しなければなるまい。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
ざつと言へば、今は亡き作家の中で芥川龍之介などは刻苦精勵型、直木三十五などは先づ奔放自在型だつたと言へるであらう。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
その點刻苦精勵型のチェエホフとは全く反體で、手元に置けば置くほどその文章は或は長くなつたかも知れない。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
せめて土産に敵情でも探って来れば、まだ言訳もあるんだが、刻苦して探っても敵の用心が厳しくって、残念ながら分らなかったというならまだも恕すべきであるに、先に将校に検べられた時も、前刻吾が聞いた時も、いいようもあろうものを、敵情なんざ聞こうとも、見ようとも思わなかったは、実に驚く。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
しかしともかくもこういう試みは未来の連句のためにわれわれの努力し刻苦して研究的に遂行してみる価値のある試みである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
刻苦勉励によって鈍い直覚力を磨き上げ、なおこれを補うのに、学び得た知識と伎倆を以てするのです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
刻苦勉励、学問をも仕り、新しき神道を相学び、精進潔斎、朝夕の供物に、魂の切火打って、御前にかしずき奉る……媛神 私は些とも頼みはしません。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
されど、之等は要するに皆かれの末技にして、真に欽慕すべきは、かれの天稟の楽才と、刻苦精進して夙く鬱然一家をなし、世の名利をよそにその志す道に悠々自適せし生涯とに他ならぬ。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
作例 · 標準
成功の裏には、人知れぬ刻苦があったに違いない。
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彼女は目標達成のために、刻苦して勉強に励んだ。
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刻苦の結果、彼はついにその難題を解決した。
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