酒道
しゅどう
名詞
標準
文例 · 用例
即ち炭から水から茶道具酒道具寢道具を一切自分の部屋にとり寄せておいて隨時自分の氣の向いた時に飮んだり寢たりするのです。
— 伊豆西海岸の湯 『樹木とその葉』 青空文庫
其一つの證據には、『女道樂』、『酒道樂』、『食道樂』と云ふやうな書物は出て居るけれど、『學問道樂』と云ふ本は未だ出てゐない。
— 新渡戸稻造 『教育の目的』 青空文庫
その一つの証拠には、『女道楽』、『酒道楽』、『食道楽』というような書物は出ているけれど、『学問道楽』という本は未だ出ていない。
— 新渡戸稲造 『教育の目的』 青空文庫
外の事はともかくも女の身として観察しても、まだ結婚しない男子は妙齢婦人の機嫌を取ろうと思ってさも親切らしく熱心らしく愛情を濺ぐような顔して、一旦その人と結婚した後は酒道楽や女道楽勝手次第自分の妻や子に対して一片の温情がない人も沢山ある。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
主人が酒道楽や女道楽に耽る如き人道以外の悪徳は別にしてちょいと二、三日の休暇に温泉へ行くといっても主人一人だ。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
その人に確乎たる覚悟があって身心を高潔に保つ人でなければ結婚後|或る動機のため品行が忽ち崩れて酒道楽や女道楽に耽らないとも限りません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
一方には無駄な贅沢即ち酒道楽や女道楽に浪費する金銭を節し身分不相応の下駄や帽子に外見を張るような事を制して金銭を貯蓄し、一方には滋養分ある食物を衛生的に料理して身体の力と精神の力を貯蓄するようにしなければ何の役に立ちません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
こう言ってくれなきゃ、アタシといえども怒りますよ」 バーテンは口をへの字に曲げてニヤリとして、「酒道地におちたり。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫