金瓶梅
きんぺいばい
名詞
標準
The Plum in the Golden Vase (classic of Chinese literature)
文例 · 用例
」「まさか、金瓶梅……」「紅楼夢かも知れないよ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
そこで或る時僕が唐本の金瓶梅を見附けて亭主に値を問うと、七円だと云った。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
僕が切角見附けて置いた金瓶梅を買ってしまったじゃないか」「そうそう君が値を附けて折り合わなかったと、本屋が云っていたよ。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
僕は空が曇ったり晴れたりしているもんだから、出ようかどうしようかと思って、とうとう午前の間中寝転んで、君に借りた金瓶梅を読んでいたのだ。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
一体支那小説はどれでもそうだが、中にも金瓶梅は平穏な叙事が十枚か二十枚かあると思うと、約束したように怪しからん事が書いてある。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
それは金瓶梅を読みさして出た岡田が、金蓮に逢ったのではないかと思ったのである。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
皮想の見解の輩は、處女膜の存否を、男を知たか否の試金石の如く主張するが、既に支那の小説金瓶梅二五回にも、女兒が鞦韆より滑つて、板に一件をすり付け損じた、後ち人に嫁がしむると、是は素女でないとて逐歸された話あり。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
或日先生の机の下から唐本が覗いているのを見ると、金瓶梅であった。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
ウィキペディア
『金瓶梅』 は、明代の長編小説で、四大奇書の一つ。著者は蘭陵の笑笑生ということになっている。万暦年間 に成立したと考えられている。タイトルの『金瓶梅』はストーリーの中心となっている3人の女性、潘金蓮、李瓶児、春梅(龐春梅)の名前から1文字ずつ取ったものである。
出典: 金瓶梅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0