読み合う
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動詞
標準
文例 · 用例
それにかまわずかの水兵の言うには、この仲間で近ごろ本国から来た手紙を読み合うと言うのです。
— 国木田独歩 『遺言』 青空文庫
お互に真面目に働きながら多くの苦しみを背負わされている日本の働く婦人ならば、あらゆる職場で、家庭で親しくみんなが読み合う雑誌です。
— 宮本百合子 『発刊の言葉』 青空文庫
その後で新蔵とお敏とは、まるで悪い夢からでも醒めたように、うっとり色を失った顔を見合せましたが、たちまち互の眼の中に恐しい覚悟の色を読み合うと、我知らずしっかり手をとり交して、わなわな身ぶるいしたと云う事です。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
この二人の間が兄妹でないことは、ここへ来た当初から見えきっているし、主従ではない、先生呼ばわりをしているが、あの男はいったい、お雪ちゃんの何の先生なのだ―― 美少年録を臆面もなく読み合う二人の師弟関係―― 笑わせるな。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
この第四次元の世界の人々は、現実の我々の世界で、お互の顔色を読み合うことが出来るように、お互の心を読み合うことが出来るのです。
— 第四次元の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
その上お互の心を読み合うのは、面と向った二人だけとしたら、恋だけは――何と有難いことか、永久に二人の間の秘密であり得るではありませんか。
— 第四次元の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
」 お互いに、頭数を読み合う。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫