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名詞
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標準
文例 · 用例
第十一 母となる一 妊娠 これより先、妾のなお郷地に滞在せし時、葉石との関係につき他より正式の申し込みあり、葉石よりも直接に旧情を温めたき旨申し来るなど、心も心ならざるより、東京なる重井にしてその承諾を受け、父母にも告げて再び上京の途に就きしは二十二年七月下旬なり。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
されど少しもその意中を語らず、かつその日よりして、児を見に来る事もやや疎くなり行きて、何事か不満の事情あるように見受けられければ、妾も事の破れんことを恐れ、一日|説くに女学校設立の意を以てし、彼をして五百金を支出せしめたる後、郷里の父母兄弟にして挙家上京の事に決せしめぬ。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
宿に帰つてから、東京の某君にせんと欲して徹宵筆を措かず表書を書了る頃、更既に明けたり、 十七日午前七時九分大阪発、村山社長素川君等見送られる、三ノ宮で下車すると僕と形影相追随するが如き長田君ステーションで僕を迎へて呉れた。
東海道線 旅日記 青空文庫
森田思軒の引いた菅茶山の牘には水に従ふ澹が書してあつたさうである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
現にわたくしの饗庭篁村さんに借りてゐる茶山の牘にも、同じく澹に作つてある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
啻に牘のみでは無い。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
しかしわたくしは後に茶山の牘を読むこと漸く多きに至つて、その必ずしもさうでなかつたことを暁つた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
わたくしは既に述べた諸事実と、後に引くべき茶山の手とに徴して思ふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫