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麩屋

ふや
名詞
1
標準
文例 · 用例
その蛸薬師の通りを西へ真っ直ぐ――御幸町を越え、麩屋町を過ぎ、富小路を二三軒西へ行くとちぎり家の別館があった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
座右銘としておこるな しやべるな むさぼるな  ゆつくりあるけ しつかりあるけ三月七日 降つたり霽れたり、行程四里、仁井山、麩屋(二五・中)朝早く出立、歩きだしてほつとした、ほんたうにうるさい宿だつた、ゆう/\と歩く、いいなあ!
種田山頭火 行乞記 青空文庫
麩屋町の柊屋とか云ふ家へ着いて、子規と共に京都の夜を見物に出たとき、始めて余の目に映つたのは、此の赤いぜんざいの大提燈である。
夏目漱石 京に着ける夕 青空文庫
麩屋町の柊屋とか云う家へ着いて、子規と共に京都の夜を見物に出たとき、始めて余の目に映ったのは、この赤いぜんざいの大提灯である。
夏目漱石 京に着ける夕 青空文庫
京都|麩屋町の染め物屋で伊勢久と言えば理解のある義気に富んだ商人として中津川や伊那地方の国学者で知らないもののない人の名が、この正香の口から出る。
第一部上 夜明け前 青空文庫
友だちが世話になったと書いてよこした京都|麩屋町の染め物屋|伊勢久とは、先輩|暮田正香の口からも出た平田門人の一人で、義気のある商人のことだということを知った。
第一部下 夜明け前 青空文庫
そこは平田門人仲間に知らないもののない染め物屋|伊勢久の店のある麩屋町に近い。
第二部上 夜明け前 青空文庫
伊勢屋とした紺暖簾の見える麩屋町のあたりは静かな時だ。
第二部上 夜明け前 青空文庫