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線の太い

せんのふとい
表現形容詞
1
標準
strong-nerved
文例 · 用例
前者は線の細い、頭の冴えた、幾らか神經質ではあるが、靜かな、温厚な、優しみのある紳士型、後者は線の太い、鋭い恐ろしい凝視力を持つ、進撃的な、意志的な、力強い鬪士型、そこに想像される二人の氣質の相違は必然に文章の相違となつて現れてゐる。
南部修太郎 氣質と文章 青空文庫
そこに、自然主義者としての花袋の面目もある訳だが、それだけに、戦場の戦闘開始前に於ける兵士や部隊の動きや、満洲の高粱のある曠野が、空想でない、しっかりした真実味に富んだ線の太い筆で描かれていながら、一つの戦地の断片に終って、全体としての戦争は浮びあがらない。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
なぜならば拍節は、旋律に比して一層線の太いリズムであり、實に韻律の骨格とも言ふべきものであるから。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
線の太い歴史物よりは『南柯夢』や『旬殿実々記』のような心中物に細かい繊巧な技術を示しておる。
内田魯庵 八犬伝談余 青空文庫
どうしてとつたものかその人物も悉く、輪廓の線の太い、描いたやうながつしりした背景にしつくりあてはまつてゐるのだ。
竹久夢二 砂がき 青空文庫
線の太いようなその顔が、何となし青柳の気分に似通っているようで、気持が悪かった。
徳田秋声 青空文庫
いまだかつてこんな線の太い、そして神そのもののように、深く黙りこくっている自然の端座に接した記憶のないことを。
白夜幻想曲 踊る地平線 青空文庫
私は滑稽なことだが九州というと、線の太い、何処か毛むくじゃらなところがある土地のように思っていたから、自然でも随分思いがけぬ優しさ、明るさにおどろいた。
宮本百合子 九州の東海岸 青空文庫
作例 · 標準
彼女は**線の太い**、芯の強い女性で、どんな困難にも立ち向かう。
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その政治家の発言は、**線の太い**、堂々としたものであった。
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「**線の太い**人だから、きっとこの危機も乗り越えられるだろう」と、皆が彼に期待を寄せた。
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線の太い(せんのふとい) — 幻辞.com