お造り
おつくり
名詞
標準
文例 · 用例
人はな、笑いたい時笑い、泣きたい時泣くものと、高天原八百万の御神達が、この世をお造り給いし時より相場が決ってじゃ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
「良寛さん、一体何をお造りなさる?
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
「これも若奥様が御自身でお造りになりました」 趙は老人と家へ帰って、家の背後の圃中に立った銀杏の下へ往った。
— 田中貢太郎 『愛卿伝』 青空文庫
恐怖の顔をお造りください」「そうして妾へは悲哀の顔を」つづいて園女がこう云った。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
なりは鳥共の中でいっち小そうてはあったが色と声の美くしさはお造りなされた神さえ御驚きなされたと申すほどでの、神からも人間からも恵みは大したものであった。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
王 じゃと申して水と陸に生きる事のよう出来るものは神のお造り召された生きものの中にあるのじゃ。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
されど我らが義兄と立てる御嶽冠者と申す者は、年若けれど稀世の名将、智仁勇を兼ねた人傑でござれば、この者のためにその大砲をお造りくださることなりますまいか」「御嶽冠者と申される方の、お噂などもとくより承知。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
坂上田村麻呂は今から千|年余りも昔、桓武天皇が京都にはじめて御所をお造りになったころ、天子さまのお供をして奈良の都から京の都へ移って来たうちの一人でした。
— 楠山正雄 『田村将軍』 青空文庫