仲働き
なかばたらき
名詞
標準
maid (not working in the kitchen or living quarters)
文例 · 用例
七兵衛は四谷の忍町に五代つづきの質屋を営んでいて、女房お此と番頭庄右衛門のほかに、手代三人、小僧二人、女中二人、仲働き一人の十一人家内で、おもに近所の旗本や御家人を得意にして、手堅い商売をしていた。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
その五月末の夕がたに、お元が仲働きのお国と共に近所の湯屋へ行った留守をうかがって、お此は夫にささやいた。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
そのせいか、今朝はあたまが重くって、何をたべる気もなしにぼんやりしていますと、仲働きと女中の話し声がきこえまして……。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
」 あまりに気分が悪いので、お元は台所へ水を飲みにゆくと、女中部屋で仲働きのお国が女中お芳に何か小声で話しかけている。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
仲働きのカレンが見てゐた時、二人は前の馭者台に並んで乗つてゐて、その車が恐ろしい速度で中庭の芝生を通つて、薔薇の花壇を蹂躪して走つて来たさうだ。
— ROSEN 『薔薇』 青空文庫
一体どうしたんです」「きのうのお午すぎに仲働きのお竹どんを連れて、浅草の観音様へお詣りに行ったんですが、途中でお菊さんにはぐれてしまって、お竹どんだけがぼんやり帰って来たんです」「きのうの午過ぎ……」と、半七も顔をしかめた。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
奥はお寅親子と仲働きのお竹と、ほかに台所を働く女中が二人いることも、半七はことごとく記憶していた。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
仲働きのお竹にも逢った。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は家政婦として働いているが、台所仕事だけでなく、仲働きもこなす。
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旧家では、炊事や掃除を担当する「炊事女」と、それ以外の雑用をする「仲働き」がいた。
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仲働きは、現代の家事手伝いよりも、もっと広範な仕事を担当していたようだ。
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