領略
りょうりゃく
名詞動詞-サ変
標準
understanding
文例 · 用例
ロダンは花子の小さい、締まった体を、無恰好に結った高島田の巓から、白足袋に千代田草履を穿いた足の尖まで、一目に領略するような見方をして、小さい巌畳な手を握った。
— 森鴎外 『花子』 青空文庫
日の夕となりて、模糊として力なき月光の全都を被ひ、隨處に際立ちたる陰翳を生ぜしとき、われはいよ/\ヱネチアの眞味を領略することを得たり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
然しながら自然の幻相は何等の努力の発現でないのと等しく、その幻相の完全な領略はまた何等の努力をも待たないものである。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
尤当時の己の意識は此驚きをもはつきり領略してはゐなかつたが、兎に角己は驚いてゐたには違ひ無い。
— BALTHASAR ALDRAMIN. KURZE LEBENSGESCHICHTE AUS DEM ALTEN VENEDIG. 『復讐』 青空文庫
苦艱|籠めに生を領略する工夫があるというのだ。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
どうにかしてこの生を有のままに領略しなくてはならない。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
どうせこう云う工夫で、生を領略しようとなれば、個人主義には相違ないね。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
我という城廓を堅く守って、一歩も仮借しないでいて、人生のあらゆる事物を領略する。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
作例 · 標準
彼は複雑な数式をたちどころに領略し、問題の核心を突き止めた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
相手の意図を素早く領略する能力は、交渉において非常に重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
この古典文学の真の意味を領略するには、当時の時代背景を知る必要がある。
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