内偵
ないてい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
secret investigation
文例 · 用例
更に進んで内偵すると、彼等ふたりは組内でも評判の道楽者であることも判つた。
— 岡本綺堂 『赤膏薬』 青空文庫
とにかく事の真相を、もっとはっきり内偵しなければならぬ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
とにかく僕も、も少し内偵の度を、すすめてみなければいけない。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
それなら、こんどは様子を、それとなく内偵してみてくれ、もし人ちがいだと、醜態だから、と妹まで一緒になって、大騒ぎでした。
— 太宰治 『新樹の言葉』 青空文庫
君は、夕方あらかじめ、僕の家の様子を、内偵しに来たのだ。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
「少くも奴等が何者であるかと云うことだけは内偵して来ました。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
大名の家の代換りには、こういうたぐいのいわゆる御家騒動がたびたび繰り返されるので、幕府でも一応内偵をしなければならなかった。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
――恭順か、会津援兵か、その去就を内偵すべく官軍の密偵達が、平、棚倉、福島、仙台、米沢から遠く秋田南部のお城下までも入りこんでいるのは隠れない事実なのである。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫