驚き慌てる
おどろきあわてる
動詞
標準
文例 · 用例
こんな事が夜通しに二三度もありましたが、傍に居る人々は何の事やら訳が解からずに、唯驚き慌てるばかりでした。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
「これ、何をする」 擬いの神尾は驚き慌てる。
— 白根山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
運命の前に驚きあわてることは、ひよつとすると人間の傲慢さなのかも知れません。
— 神西清 『死児変相』 青空文庫
すると、その翌日の日没後、つかつかと部屋に入って来た四人のコルシカ人、驚きあわてる二人の腕を左右からとり、部落まで引きずっていって乏しい橄欖畑のそばの一軒の山小屋の中へ押し入れた。
— タラノ音頭 ――コルシカ島の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
鶴次郎は驚きあわてるばかりで、どうすることも出来ません。
— 野村胡堂 『天保の飛行術』 青空文庫
が――それには、誰も驚きあわてるはずもない。
— 吉川英治 『茶漬三略』 青空文庫
わたしの霊魂はただ感覚的・肉体的・に驚きあわてるだけなのだから。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫