彼の世
あのよ
名詞
標準
文例 · 用例
芸術家にとつて世界は、即ち彼の世界意識は、善いものでも悪いものでも、其の他如何なるモディフィケーションをも許容出来るものではない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
芸術家にとつて世界は、即ち彼の世界意識は、善いものでも悪いものでも、其の他如何なるモディフィケーションを冠せられるべきものでもない。
— 中原中也 『宮沢賢治の世界』 青空文庫
「わしの子鳥達がこういうんです――」 ドュフランはいつも彼の世話子達をこういう言葉で呼んだ。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
釈尊 ――彼の世界では髪を切ることが髪を結ぶことであり、衣の色を除くことが衣の色を飾ることであるのだ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
釈尊 ――それが彼の世界で式を挙げる、聖なる結婚の花嫁姿だ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
仏の誓願はわしのようなものにも、彼の世界に到らしむる約束を与え給うた。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
……お前達は一度彼の世界に到り着いたと思うて安心し切って仕舞ってはならぬ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
一度彼の世界で浄められたお前達の心は再びもとの世界に降って恋にも入り愛にも入り、生老病死にも同化して現実の煩悩を内面より荘厳する時節あるを忘れてはならぬ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫