山育ち
やまそだち
名詞名詞-の形容詞
標準
being raised in the mountains
文例 · 用例
」 山育ちの彼は、之を形容すべき適当の詞を知らなかった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
が、それは固より酒の上の冗談に過ぎないのを、世間知らずの山育ちの青年は唯一図に真実と信じて、此に飛でもない恋の種を播いたのであろう。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
」 云わんとすることは未だ種々畳っているらしいが、山育ちの悲しさには彼の口が自由に廻らぬ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
わたしや太田の金山育ちほかにやまもないまつばかり 桐生をいでて渡良瀬川を過ぐ。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
国手お抱えの車夫とあると、ちょいと聞きには侠勇らしいが、いや、山育ちの自然生、大の浄土宗。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
ほほじろお山育ちのほほじろが山がつらいと里へ來て、里で捕られて、ほほじろが山が戀しと鳴きまする。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
うぐひすお山育ちの鶯がたまに都へのぼるとて、ひと夜の宿をかりかねて、梅の小枝で晝寢たら、花が小聲でいふことに、お前が宮に仕へたら、黄金格子の鳥籠で、玉の餌にも飽かれうが、茱萸の實食べた故さとの野山の唄は忘れませう。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
「おいら川越の山育ちなんだからな、猿公なんぞちっとも珍しくねえんだがな」「控えろッ」「えッ?
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代、山城国は政治の中心地として栄えていた。
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