詆
詆
名詞
標準
文例 · 用例
一に私意を以て邪語、と云い、惟私意を逞しくして以て仏を詆る、と云い、朱子も亦怪なり、と云い、晦庵|此の如くに心を用いば、市井の間の小人の争いて販売する者の所為と何を以てか異ならんや、と云い、先賢大儒、世の尊信崇敬するところの者を、愚弄嘲笑すること太だ過ぎ、其の口気甚だ憎む可し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
秦や隋や王笑して以て狂と為し、或は陰に之を詆詬す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
また無能にして漫罵詆笑を事とする徒の頻りに投機者流を以て父及び父の同志者を呼ぶあり。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
南北朝對立の際、南朝は北朝を指して索虜といひ、北朝は南朝を斥けて島夷といひ、互に誹詆を逞くして正閏を爭うた。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
聞く、薩の日下部伊三次は対吏の日、当今政治の欠乏を歴詆して、かくの如くにては往先三、五年の無事も保し難しというて、鞠吏を激怒せしめ、乃ち曰く、「ここを以て死罪を得るといえども悔ざるなり」と。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
聞く、薩の日下部以三次は対吏の日、当今政治の欠失を歴詆して「かくのごとくにては往先三五年の無事も保しがたし」といひて鞠吏を激怒せしめ、すなわち曰く「これをもつて死罪をうるといへども悔いざるなり」と。
— 吉田松陰 『留魂録』 青空文庫
(二〇)其學は篋を作り、以て孔子の徒を詆※し、以て老子の(二三)術を明にせり。
— 老莊申韓列傳第三 『國譯史記列傳』 青空文庫