緋衣
ひい
名詞
標準
文例 · 用例
八月望日、清|緋衣して入る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
緋衣の人も聞かないようなふうでしずかに書物を読みつづけていた。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
緋衣、紅裙、青衣、白衣、緇衣、黄巾、青踏、赤前垂れ、白湯文字等、服粧で職業や階級を呼ぶ事多く、明治十年前後和歌山に奧縞ちう淫賣女が多かつた。
— 並にサンヤレの事 『女順禮』 青空文庫
緋衣を着た光遍寺の住職が、珠數を揉み/\、お十念を唱へるのが、母家の前の廣場から、朗かに響き渡つた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
そうかと思うと、神様の方面には幽霊と同様、青衣の神もあるが、上帝の使いに緋衣の神あり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
わが国の福の神、シナでいえば守蔵神が緋衣を着ている。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
大体からいえば、天上の神は緋衣にして陽気に、幽冥の鬼は青衣にして陰気なものと区別することができる。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
ぼろを再び緋衣となし、化粧品の破片を再び婦人となす。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫