白皙
はくせき
名詞-の形容詞
標準
white (complexion)
文例 · 用例
白皙の肌の匂ひと、香水の匂ひとでぎつちりだつた。
— 萩原朔太郎 『ラムネ・他四編』 青空文庫
唐土の昔、咸寧の時、韓伯が子某と、王蘊が子某と、劉耽が子某と、いづれ華冑の公子等、一日相携へて行きて、土地の神、蒋山の廟に遊ぶ、廟中数婦人の像あり、白皙にして甚だ端正。
— 泉鏡太郎 『甲冑堂』 青空文庫
」 白皙蒲柳の質に似ず、越中国立山、剣ヶ|峰の雪を、先頭第四十|何人目かに手鈎に掛けた、登山においては、江戸の消防夫ほどの侠勢のある、この博士の言を信ずると、成程、夕立雲が立籠めたのでもなさゝうで、山嶽の趣きは墨染の法衣を襲ねて、肩に紫の濃い袈裟した、大聖僧の態がないでもない。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
十八の男童の様な体格の宜い瞳の冴え冴えした少女がしゃんと胸を張って額に森の青葉の色の反映する白皙の青年と寸分の隙もなく論談する――光景はそれだけで沢山、想像はそれ以上の享楽を欲しがらなくとも宜しい。
— 岡本かの子 『智慧に埋れて』 青空文庫
猶子年少うして白皙、容姿恰も婦人の如し。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
渠等が炎熱を冒して、流汗面に被り、気息|奄々として労役せる頃、高楼の窓半ば開きて、へいげん帷を掲げて白皙の面を露し、微笑を含みて見物せり。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
その人、眉秀で、鼻|隆く、白皙俊秀にして盲いたり。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
背後から、「失礼ですが、貴方……」 前刻の蓮根市の影法師が、旅装で、白皙の紳士になり、且つ指環を、竈の火に彩られて顕われた。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は白皙の肌を持つ美人だった。
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白皙の貴公子が静かに現れた。
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彼の白皙な顔には、一抹の寂しさが漂っていた。
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