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流れ動く

ながれうごく
動詞
1
標準
文例 · 用例
今日の空気のように平明な心が、微かながら果もなく流れ動く淋しさである。
宮本百合子 追慕 青空文庫
小刻みに上下に揺れ揺れ流れ動く人波の上に、此処からでも、婦人帽の白い羽毛飾が見えた。
――ふるき市街の回想―― 小景 青空文庫
雲が流れ動く毎に、砂の色が明るくなり、暗くなり、心を潜めると、静かな地球の廻転につれて、滑る砂粒のささやきまで、聴えるように感じられるのである。
宮本百合子 南路 青空文庫
芭蕉のいう「不易流行」流れ動くものの中に変わらざるものがあるという考えかたはここにあるかと思われる。
中井正一 美学入門 青空文庫
大空の果の真赤の雲の間には光芒四射する太陽が一つあって流れ動く金の玉のごとく、大昔の荒漠たる溶岩のなかに包まれている。
魯迅 不周山 青空文庫
忽ちにして天より來るか、地より湧くか、微妙幽玄を極めた旋律が、縷のやうに流れ動く
羽田亨 賢所御神樂の儀 青空文庫
東京市はかくの如く海と河と堀と溝と、仔細に観察し来ればそれら幾種類の水――即ち流れ動く水と淀んで動かぬ死したる水とを有する頗変化に富んだ都会である。
一名 東京散策記 日和下駄 青空文庫
東京市は此の如く海と河と堀と溝と、仔細に観察し来れば其等幾種類の水――既ち流れ動く水と淀んで動かぬ死したる水とを有する頗変化に富んだ都会である。
永井荷風 水 附渡船 青空文庫
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