骨を刺す
ほねをさす
表現動詞-五段-サ行
標準
to chill one's bones (e.g. because of cold, pain, etc.)
文例 · 用例
静子さんが草田の家にお嫁に来たのは、僕の高等学校時代の事で、その頃は僕も、平気で草田の家にちょいちょい遊びに行っていたし、新夫人の静子さんとも話を交して、一緒に映画を見に行った事さえあったのだが、その頃の新夫人は、決してあんな、骨を刺すような口調でものを言う人ではなかった。
— 太宰治 『水仙』 青空文庫
そして破れた衣服を着て、骨を刺すような風にいつも吹かれていた。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
その聲は我骨を刺すが如く覺えぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
木部がその言葉に骨を刺すような諷刺を見いだしかねているのを見ると、葉子は白くそろった美しい歯を見せて声を出して笑った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
その叫びの裡には、もっと鋭い骨を刺すような何物かゞ、混じっていたように思われた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
その叫びの裡には、もつと鋭い骨を刺すやうな何物かゞ、混じつてゐたやうに思はれた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
骨を刺すように辛辣であった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
そして、三年前彼がはじめて「グーセフ」を読んだ時から残されている骨を刺すような冷やかなものと疼くような熱さがまた身裡に甦って来るのでもあった。
— 原民喜 『冬日記』 青空文庫
作例 · 標準
冬の日本海からの風は、肌を通り越して骨を刺すような寒さだった。
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長年の無理がたたり、腰に鈍い痛みが骨を刺すように続いた。
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その恐ろしい話を聞いて、背筋が寒くなり、骨を刺すような恐怖を感じた。
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