睨返
睨返
名詞
標準
文例 · 用例
驚破といはば飛蒐らむず、気勢激しき軍夫らを一わたりずらりと見渡し、その眼を看護員に睨返して、「権利はないが、腕力じゃ!
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
さあ……此から海が荒れるぞ、と云ふ前觸れに、廂よりか背の高い、大な海坊主が、海から出て來て、町の中を歩行いて居てね……人が覘くと、蛇のやうに腰を曲げて、其の窓から睨返して、よくも見たな、よくも見たな、と云ふさうだから。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
さあ……これから海が荒れるぞ、と云う前触れに、廂よりか背の高い、大な海坊主が、海から出て来て、町の中を歩行いていてね……人が覘くと、蛇のように腰を曲げて、その窓から睨返して、よくも見たな、よくも見たな、と云うそうだから。
— 泉鏡花 『霰ふる』 青空文庫
驚破と謂わば飛蒐らんず、気勢激しき軍夫等を一わたりずらりと見渡し、その眼を看護員に睨返して、「権利は無いが、腕力じゃ!
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
」と女は目を見張って睨返し、「馬鹿。
— 永井荷風 『※東綺譚』 青空文庫