のけ者
のけもの
名詞
標準
outcast
文例 · 用例
けれども、私には……」 と言葉をついで、T「私にはそれが ないばっかりに」 家柄が無いばっかりに仲間の奴にまで蔑まれ、T「何ぞと云えば 捨子の仲蔵と罵られて のけ者扱い……」 後は言葉出でず、涙を呑んで項垂れた。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
幹太郎は、そこで、小さい手を受けて遍路から豆を貰うのにさえ一人ッきりで、皆からのけ者にされた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
すゞと俊とは自分達がのけ者にされてしまったような淋しい感情に満された。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
どうもみんなが、私をのけ者にして居る様な様子ですから、私は独りで出てしまひました。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
」「ええ」 じゃ、自分たちは大阪までだから、京都まで話が出来ると思うと、白崎は何かほのぼのとたのしかったが、ふと、赤井が二人の話ののけ者になっているのに気がついたので、「ところで、あの時、あなたのあとで、落語をやった男がいるでしょう?
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
その翌日、森の中で盛大なお話の会がひらかれて、いちばんお話の上手なものを森の王様にしようといふ相談をしました、これをきいた野牛は、まつ赤になつて怒りながら、会場にかけつけて『この俺を、のけ者にして相談をするとはけしからん、誰がなんと云つても俺は大王さまだ』 と叫びました。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
人影もない知らない土地をぶらぶらするのもよい味のする旅情だが、ざわめく雑沓の人の中を、自分ひとりのけ者となりながら、当もなくぶらぶらと歩いて行くのも、悲しくわびしく何とはなしに甘やかしい涙がほろりと湧いて、実にいい味のする旅情です。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
第二には、身のほども知らずに、お奉行さまへ食いさがって、おれをのけ者にしたことがいけねえんだ。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつもクラスで野け者にされていると感じていた。
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「あの子を野け者にするなんてひどいじゃないか」と母は言った。
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新しい環境に馴染めず、まるで野け者のようだと思った。
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