粒立つ
つぶだつ
Godan verb with 'tsu' ending動詞-自動詞
標準
to become grainy
文例 · 用例
目をつぶつて考へてゐるやうなこの枝葉の蔭で、父は毎年粒立つた木實を仰ぎ見たのだ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
土産はただはち切れさうに熟した葡萄の一と籠――この粒立つた葡萄の實にお鳥の張り詰めた血の若々しさを偲びつつ、渠はやツと目ざした汽車に乘ることが出來た。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
」渠はかう考へ込んでゐるが、その女の白い手あしの肌もこの頃は粟つぶのくツ付いたやうに粒立つて來た。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
粒立つた肌をした黒緑の二つの柚の実の外貌。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
子や孫の身の立ち行きを案じて、ちよつとでも、息のある中に、粒立つた役をつけて置かうと、其ばかり考へたらしいのは、歌右衛門である。
— 折口信夫 『戞々たり 車上の優人』 青空文庫
その海底に沈んでおられる時の名を底につく御魂と申し、海水につぶつぶと泡が立つ時の名を粒立つ御魂と申し、水面に出て泡が開く時の名を泡咲く御魂と申します。
— 現代語譯 古事記 『古事記』 青空文庫
この三四年実の枯れ、蕾のつぶだつのを見て過した。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
この小萬などが、まあ、つぶだつた女親分とか、姐御などの先人であらう。
— 長谷川時雨 『凡愚姐御考』 青空文庫
作例 · 標準
炊きたてのご飯は、一粒一粒がしっかりして粒立っている。
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新鮮なイクラは、口に入れるとプチプチと粒立ち、濃厚な旨味が広がる。
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よく熟したマンゴーは、果肉が繊維質でなく、なめらかで粒立たない。
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