這いずる
はいずる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to creep
文例 · 用例
――けれどもなまじっか人並以上の暮しをしていた悲しさで今更他人の台所を這いずる気にもなれず……」「……そういうんでは、あなたが今云った朝鮮行きもどんなものかな……一つ大決心がいるね」 一太に会話の大部分は不得要領であった。
— 宮本百合子 『一太と母』 青空文庫
だが、婦は這いずるようについて出て来た。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
淡紅色の胎内……、そこを這いずる無数の青|蚯蚓。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
泥が擦りあらされ、おが屑の山がおしひろげられ、木材は巨大な虫が這いずるようにずるずると小屋に運ばれて行った。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
矢島は、いつもションボリ坐っている妻、壁に手を当てゝ這いずるように動く女、またある時は彼の肩にすがって、単なる物体の重さだけとなってポソポソとずり進む動物について考える。
— 坂口安吾 『アンゴウ』 青空文庫
彼が恐らく全身のエネルギーを使いきった証拠には、漸く岸へ這いあがると、這いあがったなりの腹這いの恰好のまま、だらしなくのびてしまって這いずることもできなかった。
— 坂口安吾 『禅僧』 青空文庫
笑いの原因は、こちら側のホームを這いずるように歩いて行く、一人の乞食のような汚れた風態の老婆にあるらしい様子だった。
— 山川方夫 『その一年』 青空文庫
作例 · 標準
虫が壁を這いずる姿は、少し苦手だ。
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彼は怪我をした足を引きずりながら、地面を這いずるように進んだ。
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「あ!見て、小さな猫が草むらを這いずっているよ。」
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