複弁
ふくべん
名詞
標準
文例 · 用例
その古い瓦の中には、或いは相当完全なのもあり、破片に過ぎないのもあり、平瓦もあり、丸瓦もあり、複弁蓮花文もあり、唐草蓮珠もあり、巴もある、宝相花文もある。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
『花弁が一つ一つはつきりと分れた花冠は複弁花冠と云はれてゐる。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
この夢殿観音の作成された時が、百済観音や四天王像より更に下ることは、既に述べたところでも推測されるが、その台座が複弁になり胡桃隆起が一層丸味を帯びていることや、光背の意匠に更に進んだものを示していることによってもまた知られる。
— 野間清六 『百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒』 青空文庫