金輪
こんりん
名詞
標準
gold wheel (highest of the three layered wheels that support the earth above the primordial void)
文例 · 用例
金輪際まで詛ってやる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
T「俺にはあの娘さんを倖せにする事ァ金輪際出来ねえ」 と悲痛な顔。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
学生の隣に竦みたりし厄介者の盲翁は、この時屹然と立ちて、諸肌寛げつつ、「取舵だい※」と叫ぶと見えしが、早くも舳の方へ転行き、疲れたる船子の握れる艪を奪いて、金輪際より生えたるごとくに突立ちたり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
鼓草の花の散るように、娘の身体は幻に消えても、その黒髪は、金輪、奈落、長く深く残って朽ちぬ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
雨に打たれながら、冴子が出て来るのを待っているなぞ、信吉には金輪際出来ぬ難しいことだ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
どうしたって――左様、金輪際君の命は助かりませんね。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
秋のころと記憶するが、私がひとりでお寺へ行つてその金輪のどれをりした日があつたのである。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
秋のころと記憶するが、私がひとりでお寺へ行つてその金輪のどれを廻して見ても皆言ひ合せたやうにからんからんと逆廻りした日があつたのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の世界観において、金輪は大地を支える三輪の最上層に位置している。
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修行者は瞑想の中で、世界の根底にある金輪の揺るぎない安定感を感じ取った。
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金輪の上に広がる大地と海、そして天界の構造を曼荼羅の図に見る。
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標準
gold wheel-turning sage king
作例 · 標準
古代の経典には、徳によって世界を治める金輪という理想的な王の姿が描かれている。
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武力に頼らず、七つの宝を駆使して四方を平らげる金輪の物語は壮大だ。
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人々は、争いのない平和な世をもたらす金輪の再来を強く待ち望んでいた。
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