裂き取る
さきとる
動詞
標準
文例 · 用例
そういう織物から布片を裂き取るためには、ほとんどすべての場合、違った方向に働く二つの別な力が要る。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
どこにも縁のないなかほどから布片を裂き取るなんてのは、茨の力の奇跡でなければできないことだよ。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
そのぼろから幅一寸、長さ八寸ぐらいの紐を裂きとると、その紐を二重に合わせ、分厚な木綿で作ったゆったりした夏外套(それは彼の持っているたった一枚のコートだ)を脱いで、内側の左腋下へ紐の両端を縫いつけにかかった。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫