雪空
ゆきぞら
名詞
標準
snow-laden sky
文例 · 用例
・たゝずめば山の小鳥のにぎやかなうた・枯草に落ちる葉のゆふなぎは・ゆくほどに山路は木の実のおちるなど・暮れてゆくほほけすゝきに雪のふる・雪空おもたい街の灯の遠くまたたく・冬夜の水をのむ肉体が音たてて・ランプともせばわたしひとりの影が大きく 二月七日快晴、身心やゝかるくなつたやうだ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
夕ぐれ近い空は雪空で、低く垂れ下がったまま白っちゃけて凍りついていた。
— 渡辺温 『嘘』 青空文庫
三木の軽いからだは、雪空に一回転して、どさんと落下した。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
「この物語をただ北の雪空の下に生れた美しい虚妄の譚とばかり思っていたのは間違いでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
枯すすき、土堤の枯草、凍りつき白くきびしく、両側の立枯並木いよいよに白くさびしく、雪空の薄墨色にこまごまと梢明り、下空の小枝のほそ枝立ちつづき見れども飽かず、入り交り網目して透く。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
これは「雀の卵」の中「山家抄」の二、三首目の歌雪空に澄みつつ白き山ふたつその谷間の火縄銃の音の第二句が「尖りて」と改まつてゐる。
— 北原白秋 『文庫版『雀の卵』覚書』 青空文庫
枯すすき、土堤の枯草、凍りつき白くきびしく、両側の立枯並木、いよいよに白くさびしく、雪空の薄墨色にこまごまと梢明り、下空の小枝のほそ枝立ちつづき、見れども飽かず、入り交り網目して透く。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
灰色の雲垂れかゝる枯野哉 漱石 此れも極めて平易なやうで、しかも雪空の如實な描寫であり、一幅の淡彩畫である。
— 寺田寅彦 『天文と俳句』 青空文庫
作例 · 標準
朝から雪空が広がり、今にも雪が降り出しそうだ。
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どんよりとした雪空の下、静かに時間が流れていた。
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雪空を眺めていると、故郷を思い出す。
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