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緑苔

りょくたい
名詞
1
標準
文例 · 用例
其間をトマムの剰水が盆景の千松島と云った様な緑苔の塊を※って、流るゝとはなく唯|硝子を張った様に光って居る。
徳冨健次郎 みみずのたはこと 青空文庫
青草緑苔、石上に敷き、また灌木の渓畔に横たわるあり、野花の岸頭に笑うありて、実に仙境の趣をなす。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
これに緑苔の蝕するを見る。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
峡間一路截風行、怒浪打舟窓有声、残雪白辺春自満、岩陰已見緑苔生。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
緑苔ハ閣ニ生ジ芳塵ハ※ニ凝ル。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
庶民より王侯君子にいたる総て其の道たるや一緑苔低徊 それはそうと私は今、武蔵塚で話しかけられたまったく不見不識の三名の案内者と、観光局長以下市の吏員たち、また東京以来同伴しているN画伯などの同勢七、八名でどやどやと、今は細川氏の別業となっている泰勝院の門内へ入って、寂とした緑苔の庭に立っている。
吉川英治 随筆 宮本武蔵 青空文庫