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緑林

りょくりん
名詞
1
標準
greenwood
文例 · 用例
しかし、硝子を飛び、風に捲いて、うしろざまに、緑林に靡く煙は、我が単衣の紺のかすりになって散らずして、かえって一抹の赤気を孕んで、異類異形に乱れたのである。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
さらにダルガスの方法に循い植林を継続いたしますならば数十年の後にはかの地に数百万エーカーの緑林を見るにいたるのでありましょう。
信仰と樹木とをもって国を救いし話 デンマルク国の話 青空文庫
このほかにも、円朝物で脚光を浴びたものには「舞扇恨の刃」「業平文治漂流奇談」「緑林門松竹」等々、更に数種にのぼるのであるが、小さい芝居は一々ここに挙げない。
岡本綺堂 寄席と芝居と 青空文庫
大岡越前守と雲切とが、よく似た容貌を持っていたことは、「緑林黒白」という盗賊篇に、簡単ではあるが記されてある。
国枝史郎 天主閣の音 青空文庫
それを利用して雲切が、越前守の名を騙り、名古屋へこっそり這入り込み、部下の一人を花作りとし、城中の人々を無気力にするため、まず阿片を進めて置いて、それから城中へ堂々と入り、金蔵を破ろうとしたことも、同く、「緑林黒白」にある。
国枝史郎 天主閣の音 青空文庫
即ち、「緑林黒白」である。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
この「緑林黒白」こそは、日本、支那、朝鮮に輩出した巨盗大賊の伝記であって、行文の妙、考証の厳、新説百出、規模雄大、奇々怪々たる珍書であったが、惜しい事には維新の際、殆ど失われたということである。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
そこで私は夫れを材料として、是迄|幾個かの物語を諸種の雑誌へ発表したが、今回は赤格子九郎右衛門に就き、「緑林黒白」に憑拠して考察を加えて見ようかと思う。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
作例 · 標準
逃亡中の義賊が、この鬱蒼とした緑林の奥深くに身を潜めているという噂だ。
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街道から少し外れると、昼間でも薄暗い緑林が行く手を遮るようにそびえていた。
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かつて緑林の好漢たちが集ったという山砦の跡地は、今では人気のハイキングコースになっている。
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