理に落ちる
りにおちる
表現動詞-一段
標準
to become overly logical
文例 · 用例
所帯気で緊ると、笑も理に落ちるかと思ったっけ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
その為に、どうかすると却つて、理に落ちるといふやうなところがないでもないが、その代り、よくわれわれ未熟な作者どもが陥るかの接合点や、思はせぶりがなくて頗るよい。
— 岸田國士 『戯曲集『鴉』の印象』 青空文庫
チャランポランの修業をして、才気ひとつで飛び出してきた奴は、噺のなかの人物の雌雄の区別もつかず、万事万端でたらめの代わり、そこになんらの理に落ちるところなく、フワフワフワと春の日の石鹸玉みたいだから、派手でおかしい。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
彼の逆説が屡々理に落ちる所以である。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
ときたま彼は熱っぽい夢におどろいて眼をさまし、気づかわしげに見あげたが、母が上にかがみこんでいるのを見ると、その手をとって、自分の胸の上におき、子供のように安らかに眠りにおちるのだった。
— ワシントン・アーヴィング Washington Irving 『寡婦とその子』 青空文庫
眠りにおちるとともに、とりとめのない疑念は消え、もうすっかり忘れていたが、花簪を見るなり、また思いだした。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫
いまは酒は廃めているが、酒を飲んだ頃の私は酔えば雲烟濛糊の間に、舟をこぎ、眼をつぶりながら睡りにおちるまで杯をはなさなかった。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は議論が白熱するあまり、理に落ちてしまい、相手の感情を逆なでしてしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
正論ばかりを振りかざしていると、いつか理に落ちて人から疎まれるよ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
小説の登場人物が、あまりに理屈っぽくて理に落ちているため、人間味を感じられなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro