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八つ時

やつどき
名詞
1
標準
two o'clock (old time system)
文例 · 用例
おどおどして入っていった植源の家の、丁度お八つ時分の茶の室では、隠居や子息と一緒に、鶴さんもお茶を飲みながら話込んでいたが、お島が手土産の菓子の折を、裏の方に濯ぎものをしているおゆうに示せて、そこで暫く立話をしている間に、鶴さんも例の折鞄を持って、そこを立とうとしておゆうに声をかけに来た。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
道太はこの子の踊りを見たことはなかったけれど、七八つ時分から知っていた。
徳田秋声 挿話 青空文庫
八つ時分三味線屋からことを出し火の手がちりてとんだ大火事」と云う落首があった。
森鴎外 護持院原の敵討 青空文庫
八つ時に平八郎は引上の太鼓を打たせた。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
二十七日の暁八つ時過、土井の家老|鷹見十郎左衛門は岡野、菊地鉄平、芹沢の三人を宅に呼んで、西組与力内山を引き合せ、内山と同心四人とに部屋目附鳥巣彦四郎を添へて、偵察に遣ることを告げた。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
母は八つ時の頃から、草履の尻を摺り切らして、山一つ越えた向うの里まで行つたが、酒を借して呉れる家がなかつた。
上司小劍 石川五右衞門の生立 青空文庫
狸にでも化かされたように、ぼんやり妻籠へ帰ったのが八つ時ごろでしたさ。
第一部上 夜明け前 青空文庫
八つ時過ぎまで四、五十|駄の継立てもなく、人足や牛でようやくそれを付け送ったことがある。
第一部上 夜明け前 青空文庫
作例 · 標準
昔の人は八つ時に起きて、一日の仕事を始めていたそうだ。
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八つ時を過ぎたので、そろそろ夕食の支度をしましょうか」と祖母が言った。
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江戸時代の生活では、八つ時や九つ時といった時刻の概念が重要だった。
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