折傘
おりかさ
名詞
標準
folding umbrella
文例 · 用例
つづいて行くのが天一坊の輿物、飴色網代蹴出造、塗棒朱の爪折傘、そいつを恭々しく差しかけている。
— 国枝史郎 『首頂戴』 青空文庫
中で記してよいと思うものの一つに「端折傘」があります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
この「バルコン」めきたるところの窓、うち見るほどに開きて、少女のかしら三つ四つ、おりかさなりてこなたをのぞきしが、白き馬にのりたりし人はあらざりき。
— 森鴎外 『文づかい』 青空文庫
なあ、おりかさん、あてやつたらお米さんの方がええ女子やと思ふが。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
「あの越後の人はおりかさんで、もう一人の人はおつぎさんだね。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
おりかさん、此の社長さんにお膳を出してやつて下さい。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
おりかさんは三田公の方についでやつてくれ。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
」 悲鳴に似た聲と共に、皿小鉢の割れる音がしたと思ふと、「あゝ、誰ぞ來てえ、おりかさん、おつぎさん、雜巾持つて來てえ。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫