ベロリ
ベロリ異読 べろり
名詞副詞-と
標準
slurping
文例 · 用例
」 猫はばかにしたように尖った長い舌をベロリと出しました。
— 宮沢賢治 『セロ弾きのゴーシュ』 青空文庫
刺身の一と皿位は独り占めにベロリと平らげてなお飽足らずに、首を伸ばして主人が箸に挿んで口まで持って行こうとするのをやにわに横取りをする。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
若い二人は其の新らしい樂書の傍に寄り、ニヤ/\笑つて見てゐたが、軈て定吉は下に落ちてゐた消炭を拾ふと、相合傘の側の「定吉」といふ字を消して、其の跡へ「道臣」と小ひさく書き、ベロリと舌を出して首を縮めた。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
鼻下に太い髯があったが先がベロリと垂れているのでどうも大いに景気が悪い。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
その階子段の足音のやんだ時、若衆の為さんはベロリと舌を吐いた。
— 小栗風葉 『深川女房』 青空文庫
……ということでござりますじゃ」 云って嘉門は肩にかかっている、その長髪をユサリと振り、ベロリと垂れている象のような眼を、カッと見開いて澄江を見詰めた。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
私が村上さんのほうへ泳ぎだしたとき、鰊を追いながら浅く泳いで来た鱶の一匹が、ヤスリのような鮫皮で私の脛をこすっていきましたので、そこがベロリと赤むけになってしまいました。
— 久生十蘭 『手紙』 青空文庫
妹だか女房だか知らないが、日中は二人家の中に引つ込んだ切り、滅多なことぢや天道樣の下に顏も出さねえ」「それが口惜しかつたんだらう」「へツ、お察しの通りと言ひてえが、謀叛人の妹に思ひをかけちや、笠の臺があぶねえ」 ガラツ八は手掌でピシヤリと自分の頸筋を叩いて、ベロリと舌を出しました。
— 捕物仁義 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
彼は大盛りのラーメンをあっという間にベロリと平らげた。
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舌をベロリと出して、彼女はいたずらっぽく笑った。
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犬が落ちていた唐揚げをベロリと一口で飲み込んでしまった。
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