不美人
ふびじん
名詞
標準
plain woman
文例 · 用例
人の相貌骨格も其当人が自分で定めたものでありませぬから、先づ運命前定説が一半だけは是認せられる訳でして、何様も不美人に生れついては男子に愛されぬ勝で、醜夫に生れついては婦人の悦ぶところとならぬ勝ですから、鏡に対して憮然たる人も世に多い訳ですが、幸にして人間は牛や馬ではありません。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
もともと田島は器量自慢、おしゃれで虚栄心が強いので、不美人と一緒に歩くと、にわかに腹痛を覚えると称してこれを避け、かれの現在のいわゆる愛人たちも、それぞれかなりの美人ばかりではあったが、しかし、すごいほどの美人、というほどのものは無いようであった。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
」と僕をあわれむような口調で言って、「君には美人、不美人の区別がわからんのじゃないか?
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
全体に美人という程でもなく不美人という程でもない。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
もっとも、不美人だとも断定できません。
— 烏啼天駆シリーズ・5 『すり替え怪画』 青空文庫
あるいは御希望のとおり美人かもしれません」 すると伯爵は顔を赭くし、「いや、美人不美人を問題にしているのではありません。
— 烏啼天駆シリーズ・5 『すり替え怪画』 青空文庫
けれども百万の人にもましてうすぎたない不美人で、私も時々泊れと誘はれたが泊る気持にはとてもならない。
— 坂口安吾 『いづこへ』 青空文庫
チビで不美人だが朗らかな気質でお喋り好きでアンマの腕も確かだから旅館なぞもヒイキにしてくれる。
— 坂口安吾 『能面の秘密』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は自分を不美人だと思い込んでいるが、笑顔がとても魅力的だ。
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物語の主人公は、決して不美人ではないが、派手な美しさを持つ姉にコンプレックスを抱いている。
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彼は人の外見を気にしない性格で、周りから不美人と噂される彼女の優しさに心惹かれた。
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