他所行き
たしょゆき
名詞
標準
going elsewhere
文例 · 用例
彼等は皆、その中では真剣になつて人生と取組み合ひ全力を出しきつて文学と四つ角力をとつてるのに、詩や俳句を作る時は、乙に気取つた他所行きの風流気を出し、小手先の遊び芸として、綺麗事に戯むれてゐるといふ感じがする。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
妻の他所行き姿が目の前に浮ぶ。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
彼等は他所行き一張羅にばかり全力を注いでいるのだ。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
無骨な、日焼けした手や首筋が、たまにしか着ない他所行きの着物と不釣合に、目立った。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
他所行きに……」 隱岐が云ひかけると、忽ち細君は嶮し氣な調子になつて、「他所行きに使へるやうに、他のものもそろへて貰ひたいものだわ――」 とさへぎつた。
— 牧野信一 『痴日』 青空文庫
だから、何うせ他所行きになんかなりつこないさ。
— 牧野信一 『痴日』 青空文庫
そしてこういう他所行き顔も亦、日本の社会そのものの顔なのであって、嘘の顔ではない。
— 戸坂潤 『一九三七年を送る日本』 青空文庫
他所行きの顔をしなければならぬということも、人間の正直なことの内容の一つだ。
— 戸坂潤 『一九三七年を送る日本』 青空文庫
作例 · 標準
普段は着ないような他所行きの服を身にまとい、少し緊張しながらパーティー会場へ向かった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
子供たちは、お正月に他所行きの格好をして親戚の家へ挨拶に行くのが楽しみだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「その格好、どこか他所行きなの?」と聞かれ、少し照れくさそうに頷いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
travelling afar with one's client (of a geisha, etc.)
作例 · 標準
贔屓の客に誘われて、彼女は数日間の他所行きで地方の温泉街へと赴いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
花柳界では、座敷だけでなく他所行きで客に同行することも仕事の一部だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
華やかな着物に身を包み、彼女は他所行きの準備を万端に整えて迎えの車を待った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview