耕牧
こうぼく
名詞
標準
文例 · 用例
糟谷はでるたびにいく先ざきで、村の青年らを集め、農耕改良はかならず畜産の発達にともなうべき理由などを説き、文明の農業は耕牧兼行でなければならぬということなどをしきりに説き聞かせ、養鶏をやれ、養豚をやれ、牛はかならず洋牛を飼えとすすめた。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
」「ところがねえ、次が大へんなんですよ、耕牧舎の飼牛がね、結核にかかっていたんですがある日とうとう死んだんです。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫
耕牧舎でもこっそりそれを売っているらしいというんです。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫
行って見て来いってうわけでバキチが剣をがちゃつかせ、耕牧舎へやって来たでしょう。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫
耕牧舎でもじっさい困ってしまったのです。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫
そして署長のところへ行って耕牧舎では牛の皮だけはいで肉と骨はたしかに土に埋めていましたって報告したんです。
— 宮沢賢治 『バキチの仕事』 青空文庫
どうしてそうかと考える前に、もっと別な生活を想像してみると、例えば生活するのが東京でなくて郷里、或は何処かの田園であり、又配偶者が私のような美術家でなく、美術に理解ある他の職業の者、殊に農耕牧畜に従事しているような者であった場合にはどうであったろうと考えられる。
— 高村光太郎 『智恵子の半生』 青空文庫
どうしてさうかと考へる前に、もつと別な生活を想像してみると、例へば生活するのが東京でなくて郷里、或は何処かの田園であり、又配偶者が私のやうな美術家でなく、美術に理解ある他の職業の者、殊に農耕牧畜に従事してゐるやうな者であつた場合にはどうであつたらうと考へられる。
— 高村光太郎 『智恵子抄』 青空文庫