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日曇

ひなくもり
名詞
1
標準
文例 · 用例
まだ親の苦労などはわからなく、毎日曇りのない元気な顔に嬉々と遊戯にふけっているが、それらの姉どもはもう親の不安を心得きっている。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
日曇っていた空もとうとう雨になりそうで、冷たい風は向うの家の埃ふかい廂間から動いて来た。
徳田秋声 足迹 青空文庫
空が毎日曇って、病院のなかはじめじめしていた。
徳田秋声 青空文庫
四十一年十二月  曇日曇日の空気のなかに、狂ひいづる樟の芽の鬱憂よ……そのもとに桐は咲く。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
七月五日曇、后晴、例の風が吹くので、同時に不眠の疲労があるので、小月行乞を見合せて籠居。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
・ひとりなれば山の水のみにきた・山の仏には山の花 七月十四日曇、まだ梅雨模様である、もう土用が近いのに。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
七月十六日曇、此頃は、日和癖とでもいふのか、午前中は雨模様、午後になると晴、頭痛がして困る。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
山の夏みかんもぐより売れた 山からもいで夏みかんやばらばら雨・朝は涼しい茗荷の子(夏茗荷である)・はだかではだかの子をだいてゆふべ 七月廿日曇、土用入だから、かん/\照ればよいのに。
種田山頭火 行乞記 青空文庫