御萩
おはぎ
名詞
標準
文例 · 用例
久々で国にいるから祝の御萩を食いに帰れとの事であった。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
「よく人が云いますね、菓子屋へ奉公すると、いくら甘いものの好な男でも、菓子が厭になるって、御彼岸に御萩などを拵えているところを宅で見ていても分るじゃありませんか、拵えるものは、ただ御萩を御重に詰めるだけで、もうげんなりした顔をしているくらいだから。
— 夏目漱石 『硝子戸の中』 青空文庫
「あなたもずいぶんね、その御萩は昨日宅から持たせて上げたんじゃありませんか」 自分はやむをえず苦笑しながら一つ頬張った。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
御彼岸に御萩を持たせてやっても、返事も寄こさなければ、重箱を返しもしないって。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫