文月
ふみづき異読 ふづき
名詞頻度ランク #32171 · 青空 46 例
標準
seventh month of the lunar calendar
文例 · 用例
吐息のをののき、君が眼ざしやはらに縺れてたゆたふとき、光のひとすぢ――顫ふ白楊文月の香炉に濡れてけぶる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
三十九年五月 内陣ほのかなる香炉のくゆり、日のにほひ、燈明のかげ、――文月のゆふべ、蒸し薫る三十三間堂の奥空色しづむ内陣の闇ほのぐらき静寂に、千一体の観世音かさなり立たす香の古びいと蕭やかに後背のにぶき列ぞ白みたる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
右門捕物帖なぞの八卦見佐々木味津三-------------------------------------------------------【テキスト中に現れる記号について】:ルビ(例)文月七月です。
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
事件の端を発しましたのは、前回のにせ金事件がめでたく大団円となりましてから約半月ほどたってからのことでしたが、半月のちといえばもちろんもう月は変わって、文月七月です。
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
「何だって――初秋や、名も文月の?
— 宮本百合子 『百花園』 青空文庫
誰かが低い声で、問題になった※初秋や名も文月の恋の謎と口誦んだ。
— 宮本百合子 『百花園』 青空文庫
これと向い合って腰を卸した文月というのは蒼白い瘠せこけた、貧弱そのものみたいに服のダブダブした新米巡査で、豊富な頭髪を綺麗に分けていたが、神経質な男らしくタッタ今読棄てた夕刊の記事を今一度取上げて、最初から念入りに読直し初めた。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
まだまだ重大な秘密がわかっているんだよ」 文月巡査の眼がキラキラと光った。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
作例 · 標準
文月に入り、そろそろ七夕の笹飾りを準備する時期になった。
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暑中見舞いのハガキには、「文月の候、皆様いかがお過ごしでしょうか」と書き添えた。
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俳句の季語を集めた歳時記で、文月に関する美しい表現をいくつも探した。
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