継
つぎ
名詞
標準
文例 · 用例
家はずいぶん古いけれど、根継ぎをしたばかりであるから、ともかくも敷居鴨居の狂いはなさそうだ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
僕は初め無造作に民さんと呼んだけれど、跡は無造作に詞が継がない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
「継続された有限性」を継続する放浪者、「悪い無限性」を喜ぶ悪性者、「無窮に」追跡して仆れないアキレウス、この種の人間だけが本当の媚態を知っているのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
またその蔵する体験と批判的知見とは、個人的に獲得したものであるよりは社会的に継承したものである場合が多いかもしれない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
したがって、縦縞にあっては二線の乖離的対立が明晰に意識され、横縞にあっては一線の継起的連続が判明に意識されるのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
継起的偶然という奴だな。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫
「かれいの贈物」という同一の事項が偶然に継起的に繰返されたのだ。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫
時間内で継起して、しかも互いに独立して両者の生起になんらの必然的関係がないから偶然なのだ。
— 九鬼周造 『かれいの贈物』 青空文庫