突慳貪
つっけんどん
形容動詞
標準
blunt
文例 · 用例
一見突慳貪にも見えるけれど、実は寧ろ気が弱い迄に見解の博い人である。
— 中原中也 『萩原朔太郎評論集 無からの抗争』 青空文庫
實際私は弟達に對して隨分突慳貪であつた。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
「何しに来たの」と母は突慳貪に一言。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
皆んな迷惑するだ」 いかにも突慳貪にその声はほざかれた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
さ、早くお寢なさいまし」 さういふ突慳貪な聲を聞かされると、行夫はすつかり眼を覺してしまふだらう。
— 有島武郎 『小さき影』 青空文庫
」と船頭の武助さんは、突慳貪にいつた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
」 と突慳貪なように云った。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
女中はつんとしたように皿を式台の上に置くと、「おたべよ」と突慳貪にいって、少し身を退き、立ったまま流しめに二人の方を見おろしていた。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫