菜類
なるい異読 さいるい
名詞
標準
(edible) greens
文例 · 用例
近頃某氏のために揮毫した野菜類の画帖を見ると、それには従来の絵に見るような奔放なところは少しもなくて全部が大人しい謹厳な描き方で一貫している、そして線描の落着いたしかも敏感な鋭さと没骨描法の豊潤な情熱的な温かみとが巧みに織り成されて、ここにも一種の美しい交響楽が出来ている。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
そして野菜類は、手押車の上にまるで小さな畑のやうに進んで來るのでした。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
野菜類は現場で得られるものは利用する。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
亀やんは毎朝北田辺から手ぶらで出てきて河堀口の米屋に預けてある空の荷車を受けとると、それを引っぱって近くの青物市場へ行き、仕入れた青物つまり野菜類をその車に載せて、石ヶ辻や生国魂方面へかけて行商します。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
――正吉が、山鳥を一羽打つたので、そして娘が前の晩に家から※を一羽と野菜類をおくられたのがあつたので、私達は、平和な夜食を執ることが出来た。
— 牧野信一 『川を遡りて』 青空文庫
春に生じ、夏は成長し、秋には自然に後に伝わる子を遺し、冬には自然に生活の閉止を現わすのが、穀物や野菜類の多数が示すところの四季の影響である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
これが穀物や野菜類に対しての大概の道である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
緑色素を有する菜類、即ち菘の類を与えなければ家鶏は多く不活発に陥る。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
食卓には、採れたての菜類が並んだ。
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彼女は、葉物野菜などの菜類を専門に育てている。
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この時期は、様々な種類の菜類が市場に出回る。
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