指揮命令
しきめいれい
名詞
標準
文例 · 用例
吾輩と同様に内務大臣の指揮命令に従うのが吾々の職務なんだ」 総監はここでやっと落ち着いて来たらしく、ハンカチを出して額の汗を拭いた。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
「……しかし内務省の指揮命令は、いつも政党の利害を本位としております。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
諸将囲繞して、詳細なる指揮命令を受く。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
諸君の中には、これまで、伝統や規則や、特定の人の指揮命令に従って行動するようにのみ訓練され、共同生活訓練といえば、だいたいそうした訓練だと心得ている者があるかもしれないが、ここでの生活はそれとは全くちがわなければならない。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
伝統や、すでにできあがっている規則や、だれかの指揮命令で動くように慣らされた人にとっては、随分勝手がちがうだろう。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
――「考えて見ると、おたがいが、今言ったように知恵をしぼりあって、おたがいの共同社会を建設して行くという生活は、ただ従順に伝統や規則や指揮命令に従って形をととのえていくというような簡単な生活ではない。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
従つてこの稿は、学問の威力を借りて実践的仕事に指揮命令をしようとか、国語教育の将来に指針を示さうとする様な大胆な考へもなく、又それかと云つておざなりな原理論をやらうと云ふ様な考へもない。
— 時枝誠記 『国語学と国語教育』 青空文庫
とりわけ原始種族と種族とがいつでも闘争しなければならない状態では、かりに種族そのものの内部には対立や抗争は少なくても、外敵に対する闘争態勢を整える必要から、どうしても指揮命令と服従の組織が生れざるを得ぬ。
— 矢部貞治 『政治学入門』 青空文庫