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膳所

ぜんしょ
名詞
1
標準
kitchen
文例 · 用例
すると、手ふいごの風之助という、吹けば飛ぶようなひょうきんな男が、「親分、肩の凝りなら、灸よりも蛭に血を吸わせた方が効きますぜ」「いや、蛭よりも鼠の黒焼きを耳かきに一杯と、焼明礬をまぜて、貼りつけた方が……」 そう言ったのは、膳所の十六である。
織田作之助 猿飛佐助 青空文庫
――是と前後して近江の膳所の城下でも鷲が武士の子を攫つた――此は馬に乗つて馬場に居たのを鞍から引掴んで上つたのであるが、此の時は湖水の上を颯と伸した。
泉鏡花 妖魔の辻占 青空文庫
京都の夜汽車、嵯峨の月、膳所に遊んだ時には湖水に夕日が美しく射渡って、旅館の中庭に、萩が絵のように咲乱れていた。
田山花袋 蒲団 青空文庫
あの邊から膳所はすぐ近所だつたかしら、さうだ大津から膳所瀬多と湖上汽船でいつたやうにおもふ。
竹久夢二 砂がき 青空文庫
その春挙氏も、この頃ではすつかりそんな遊びを止して一週に一度京都絵画専門学校へ出て来る外は、おとなしく江州膳所の別荘に引籠つて、石集めといふもの好きな道楽に憂身を窶してゐる。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
春挙氏に画を頼むには3・18(夕) 江州膳所の別荘に籠つてゐる山元春挙氏が、石集めに余念もない事は、こなひだ書いた通りだ。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
あれから琵琶湖の畔へ出、大津、瀬多、膳所なぞの町々を通つて西京から奈良へと通り、吉野路を旅した。
島崎藤村 芭蕉 青空文庫
その時、膳所の別荘は大変御立派ださうですねと云ひますと、あなたはまだでしたか、御所の御大典の材料を拝領したので茶室をつくりました、おひまの時は是非一度来てほしいと云はれて、それがもう去年の事になりました。
上村松園 旧い記憶を辿つて 青空文庫
作例 · 標準
膳所ぜんしょ)焼は、江戸時代から続く伝統的な陶磁器である。
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琵琶湖のほとりに位置する膳所ぜんしょ)は、かつて城下町として栄えた。
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この地域では、膳所ぜんしょ)の歴史や文化を紹介するイベントが開催されている。
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