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脚台

きゃくだい
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼女は自分が男に想いを懸けた時には、その男の髪の毛を或る草と一緒に、何か呪文を唱えながら、三脚台の上で焼くことに依って、どんな男をでも、自分の寝床に誘い込むことが出来た。
渡辺温 アンドロギュノスの裔 青空文庫
まるで、坂下鶴吉に殺された者が、脚台になって此の悪人を――基督教的には聖徒を、天国へ昇せてやって居るようではありませんか。
菊池寛 ある抗議書 青空文庫
右近の一言によって、彼は今まで自分が立っておった人間として最高の脚台から、引きずり下ろされて地上へ投げ出されたような、名状し難い衝動を受けた。
菊池寛 忠直卿行状記 青空文庫
まず洋杖の柄を外し、あとの棒をがたがたやっていると、それはいつの間にか三脚台に変った。
海野十三 千早館の迷路 青空文庫
帆村はその中からいくつかの器具や部品を取出し、それを三脚台の上に取付けた。
海野十三 千早館の迷路 青空文庫
そしてそれを適当な角度から描くために、そんなはげしい光線の直射するのにも無頓著のように、その空地のやや小高いところを選ぶと、三脚台を据えて、その上へ腰かけ、斜めにかぶった運動帽の下からときどきまぶしそうな顔を持ち上げながら、その下図をとりだした。
堀辰雄 美しい村 青空文庫
)――彼女は好きな片隅に座を占め、脚台に両足をのせ、編み物を手にして、指先を動かしながらも、じっと思いにふけった。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫
それらの酒屋は、魔法使いの女の洞窟の上に建てられ、深い聖い息吹と感応し、そのテーブルはほとんど神前の三脚台とも称すべく、エンニウスが魔女の酒と呼んだところのものを人々はそこで飲んでいたのである。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫