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屑糸

くずいと
名詞
1
標準
waste thread
文例 · 用例
手に入るものは、プロレタリア文学運動を何処かでゆがめていわゆる自己批判したものや、反対的立場から観察したようなものが多くて、熱心に、理性的な発展的文学の方向をさぐっていた人々は、まるで屑糸の中から使える糸をぬき出して縫物をするように、銘々の生長をおしてきています。
――新日本文学会第四回大会最終日に―― 討論に即しての感想 青空文庫
玄関に上りこむなり荷をひろげて、山繭の屑糸からとれた丈夫な絹綿だと云い、足でふんづけたり手綱によじってみせたりして、「これこの通り!
矢田津世子 鴻ノ巣女房 青空文庫
太い煙突から黒龍のやうに空へ登つてゆく煤煙の下で、若い母は屑糸を出して罰しられながら喘いでゐた。
若杉鳥子 梁上の足 青空文庫
ちょうど、話題は横浜の屑糸取引の禁制に移ったところだったので、いきおい佐原屋の噂になって、「……佐原屋といえば、こんどの禁制でいちばん手いたい目にあった組だ。
蕃拉布 顎十郎捕物帳 青空文庫
ひょろ松と顎十郎が、踏みこんで行くと、伏鐘重三郎は、松坂木綿の着物に屑糸織の角帯という、ひどく実直な身なりで長火鉢に鯨鍋をかけ、妾のお沢と一杯|飲っていた。
両国の大鯨 顎十郎捕物帳 青空文庫
延びたなりで屑糸のような髪には、木の葉や藁切れがブラ下り、下瞼に半円の袋が下って、青白い大きな目玉がこぼれそうに突出ている。
宮本百合子 貧しき人々の群 青空文庫
私は沢山の裂織(一名「ぼろ織」とも云われるもの)や、屑糸織(一名「やたら縞」と呼ばれるもの)などを買い集めた。
柳宗悦 京都の朝市 青空文庫
心がけておいた屑糸も、鞠にして七つも溜った。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
作例 · 標準
工場から出る屑糸は、新しい製品に生まれ変わる。
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屑糸を再利用して、おしゃれな小物を作った。
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織物工場では、大量の屑糸が日々発生する。
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