そそり立つ
そそりたつ
Godan verb with 'tsu' ending動詞-自動詞
標準
to rise (steeply)
文例 · 用例
うしろを振りかえると、そそり立つ山――森林で埋まる山にふさがれて、川は、全く、両山迫れる間の、凹流になってしまう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
十幾階の角形の建築物や、工場の煙突の上に、白蝶の翼をひろげたように、雪の粉を吹いて、遠くはこんもりと黒く茂った森、柔かい緑の絨氈を畝ねらせる水成岩の丘陵、幾筋かの厚襟をかき合せたカスケード高原の上に、裳裾を引くこと長く、神々しくそそり立つ姿であった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
庭のすぐ北方には、赭土のたかい崖がそそり立つてゐて、それへせまい鐵の梯子がいつぽんかかつてゐるのであつた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
その寺門の左に、やや黄になった葉をつけたまま、高々とそそり立つ名物の「香い桜」。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
緑大野にそそり立つ樫樹のような碧松君の堅実な歩調を尊敬する。
— 種田山頭火 『雑信(二)』 青空文庫
左に碧くそそり立つのが碧巌峰である。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
おれの眼は、河の岸辺にそそり立つ、月の光に照らされた、巨大な灰色の岩石に落ちた。
— ――神話 『沈黙』 青空文庫
見る見る風と波とに押しやられて船は吸い付けられるように、吹雪の間からまっ黒に天までそそり立つ断崕に近寄って行くのを、漁夫たちはそうはさせまいと、帆をたて直し、艪を押して、横波を食わせながら船を北へと向けて行った。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
作例 · 標準
断崖絶壁にそそり立つ古城は、見る者を圧倒する。
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空に向かってそそり立つ高層ビル群が、未来都市のようだ。
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荒々しい岩肌がそそり立つ山々は、登山家たちの挑戦を待っている。
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