身にまとう
みにまとう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to wear
文例 · 用例
麻布の製法を知っていて、獣皮と共にこれを身にまとう。
— 中島敦 『狐憑』 青空文庫
この紳士は美々しく縫取りをした黒い絹天の柩衣を頭から足まで着て、それをスペインの外套風に無頓着に身にまとうている。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
この爺身にまとう衣服こそ卑しいが、どこやらに一風変った見どころがあって、その頃はたとえ古鼓にせよ、そうしたものを鳴らして下駄の歯入れに歩くものとては一人もなかった。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
譬えて言おうならば、呼吸する大気も新らしく、足に踏む大地も新らしく、口にする食物も新らしく、身にまとう衣服も新らしく、机、ペン、鉛筆、酒、煙草、すべて新らしいとしてみよう。
— 豊島与志雄 『或る日の対話』 青空文庫
」とあつて、身にまとうた緋の袍を、「れぷろぼす」が上に蔽うたれば、不思議や総身の縛めは、悉くはらりと切れてしまうた。
— 芥川龍之介 『きりしとほろ上人伝』 青空文庫
映画や芝居の見物よりも私にとって最もうれしい外出はその散策で、私は満足した衣裳を身にまとうとき、何より生きがいを感じることができた。
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
その子は裸体で、和らかい白い月光を身にまとうていた。
— フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 『海豹』 青空文庫
しかるに月光天が身にまとうのは、内に包む肉体の微かな凹凸からも影響を受けずにいられぬような柔らかい織物である。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は美しいドレスを身にまとい、パーティー会場に現れた。
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冷たい風が吹く中、彼は厚手のコートを身にまとっていた。
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その騎士は、光り輝く鎧を身にまとい、敵に向かっていった。
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